2020.07.13|会長ブログ

暇を持て余すとカルチャーが入ってくる

 

こんにちは! 本多建設の本多和彦です。

 

自粛は解除になったものの、一昨日からまた県内での感染者が出てきており、

そろそろ東京にでも出張ろうかと思っていた矢先、またしても亀の子の危険予知のごとく、

手足と頭を引っ込ませたくなってしまいました。

まずは当分おとなしくしていようと、新型コロナが猛威をふるって以来、

毎日の新聞を読む時間が長くなりました。

常には気にも止めずに見過ごしていた記事を暇にまかせて読んでいると、

思わぬ面白いコーナーを見つけてしまい、毎週それを読むようになりました。

 

朝日新聞の毎週水曜日(もしかすると隔週かな)に「星の林に」というコーナーがあり、

ピーター・マクミランという人が日本の有名な詩歌を英語に翻訳してそれを解説しています。

何気なく読んでいると意外と面白く、ふーんこんな風に英語に直せるんだなあと感心してしまいます。

詩歌俳句によっては理解不能の場合もたびたびありますが、パズルの謎解きのように見ていると、突然わかることもあり、

難解なクイズの解答を見つけた喜びに似ています。

 

例えば、5月13日(水)の「星の林に」から

「芭蕉は1688年、初夏、奈良の唐招提寺を訪れ、開祖鑑真和上

の盲目の尊像を排して詠んだ句、芭蕉45歳ころ

若葉して御めの雫ぬぐはばや-笈の小文-

With dew-dropped new leaves

I would wipe the teardrops from your sacred eyes.

 

季語、夏(若葉)

艶やかな新緑から滴る雫は、来日の苦難の中、盲いてしま

われた鑑真和上の尊い涙に重なる。ご像の瞼をこの若葉で

ぬぐってさしあげたいものだ。」

 

英単語は比較的簡単なものだけど、sacredがわからなくて、辞書を引いて調べました。

–神聖な、–でなるほど、でした。

暇を持て余すと、ちょっといいカルチャアーに出会えますよ。

 

高校時代こんな英語の俳句を自慢していってたものです。

 

Free care cowards to becom mid note

 

声に出して読んでみてください!

 

「古池やかわずとびこむ水の音」

 

ペン
この記事を書いたのは私です。
本多和彦会長